正社員になるのが怖い原因はこれだ！フリーター・ニートの転職方法を伝授

正社員として働きたい気持ちはありつつも、なかなか転職活動に踏み切れないフリーター・ニートの方も多いと思います。

公益財団法人生命保険文化センターの記事によると、2023年の雇用者数は6,076万人に対し、パート・アルバイト労働者は1,489万人います。おおよそ4人に1人はパート・アルバイト労働者ということになります。

もちろんご家庭があり、やむを得ずパートとして勤務している女性の方などもいらっしゃいますが、20代でフリーターとして勤務されている方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな20代で正社員として働くことが怖く、なかなか就職へ一歩が踏み出せない方向けに、これまで20代フリーター・ニートの方を2,000人以上転職サポートを行ってきた著者が正社員になるのが怖い原因のその対処方法を伝授します！

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Re就活エージェント	・ニート、フリーターでとりあえず就職したい ・初めての正社員に不安がある ・最短で内定獲得したい	5.00 ★★★★★
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そもそもなぜ正社員になるのが怖いと感じる？

フリーター・ニート歴が長くなればなるほど、その生活に慣れて楽に感じ、漠然と抜け出せないことも多いのではないでしょうか。

ただ正社員として就職したほうが良い…とは思いつつも、なかなか勇気がでない。そんな時、感情として現れるのが「怖い」です。ではなぜ怖いと感じるのでしょうか？

おそらく漠然と思っているだけで、なぜ怖いと感じるのか明確に言語化できる人のほうが少ないのではないでしょうか。

私も日々、求職者の方から「なんとなく怖い」という相談を受けます。しかし、怖いと思っている原因が明確でないまま時間だけが過ぎていくほうが怖いです。

そのため、まずは怖いと思う原因を5つ解説していきます。

正社員になるのが怖いと感じる原因

自由がなくなりそうで怖い

正社員の働き方は1週間のうち5日間働き、2日間休み。1日の就業時間は8時間くらいが基本的な就業規則です。土日休みのところもあれば、シフト制で平日休みの企業もあります。基本的に自由に休みのを決められる、ということはないです。

しかしフリーターの場合は、あくまで休みたいときは休み、稼ぎたいときは働く、と自由度が高く、プライベートとの両立も非常にやりやすいでしょう。そのため、正社員の場合は「規則に縛られ今の自由がなくなりそうで怖い」と考えられている方も多いでしょう。

正社員の仕事についていけなさそうで怖い

正社員での仕事の場合、業務難易度が高く自分がついていけるのか、周りに迷惑をかけて怒られるのが怖いを考えられる方も多いのではないでしょうか。

また、正社員の場合は「目標」「ノルマ」という言葉を聞くこともあるでしょう。当然、社会に出た場合は仕事でうまくいくことばかりではないため、最初はプレッシャーに感じることもあるでしょう。

自分のスキル、能力などの棚卸しがうまくできず、自信の無さから怖いと考えてしまうケースです。

職場の人間関係が怖い

アルバイトなどの場合、スタッフ同士は年齢層が近いことが多く、仲が良いケースが多いです。そのため、就職して人間関係でうまくいかなったらどうしよう…と不安になる気持ちもわかります。

社会では20～60代の男女問わず関わっていく必要があり、常に良好な人間関係を継続することも難しいです。自分とは合わないな、という人でも関わっていかないといけないので、人間関係でのストレスは必然的に発生します。

自分の適職がわからず、続けられるかが怖い

何の仕事が向いているか、続けられそうかわからない、という相談は私もキャリアアドバイザーをしていると良くあります。特に10代～20代前半の方が多いイメージです。

自己分析がうまくできず、どんな仕事だったら続けられそうかが決まらずにそのまま就職するのが怖くなってしまうケースです。

「これだったらできそうか…」と考えても「やっぱりこういうところがあるから無理かも…」を繰り返し、なかなか動きだせない人も多いのではないでしょうか。

責任の重さが怖い

「正社員ならではの責任感に負けそう」と考えられ、そのプレッシャーに耐えられないのではないか、という人も多いでしょう。もちろん正社員で働く以上はアルバイトよりも任せられる業務が増えるため、その分責任感は生まれます。

また、職種によっては目標やノルマがあり、そこからくるプレッシャーや、「もし大きなミスをしてしまったらどうしよう」と考え、正社員になることが怖いと思っている人もいるのではないでしょうか。

自分はそんな責任は負いたくないと思い、足踏みしてしまうケースです。

就職・転職活動そのものが怖い

「選考を受け始めて、全然決まらなかったらどうしよう…」と、選考そのものに怖さを感じてしまう方も多いのではないでしょうか？

いざ就職・転職活動を始めて、採用が出るまで継続できるかどうかが不安で応募に踏み出せない、という方からの相談もたくさんいただきます。

もちろん誰でも好きなところへ入社できる訳ではないので、選考を始めた場合は一定数このプレッシャーとは戦わざるを得なくなります。

正社員への恐怖に対する対策方法とは？

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正社員のほうが自由度は高いと考える

そもそも、果たして本当にフリーターのほうが自由でしょうか。例えば、正社員と同じ給料を稼ごうと思った場合を考えてみましょう。

仮に正社員の給料が25万円だとした場合、
正社員の場合：8時間/日×5日/週×4週/月＝160時間
残業を1日1時間したとして、大体180時間くらい
休みは1ヶ月で10日くらい

しかしアルバイトの場合、仮に時給を1,200円と仮定して計算すると、
アルバイトの場合：25万円÷1,200円＝208時間
1日8時間だとしても、1ヶ月で26日間の勤務が必要
休みは1ヶ月で4日くらい

フリーターが正社員と同じくらい稼ぐためには、正社員よりも仕事に時間を費やさないといけないのです。

いやいや、月25万円も要りません！という人もいるでしょう。しかしここも考えてみてください。もらえるお金が多いほうが、使える選択肢が増えるので自由度が高いに決まっています。いくら休みがあっても、限られたお金しか使えないと使える選択肢も少なくなりますよね。

さらにこれは余談ですが、正社員は休みの日数が決まっているため、とにかく休みを充実させるためにどう過ごすかと考えるので、結果的に満喫した時間を過ごせます。

フリーターの場合、ダラダラと時間だけが過ぎてしまった休日、なんてことも多いのではないでしょうか？自由度については、なんなら正社員のほうが高いと考えましょう。

まずは簡単な職種から始めよう

正社員の仕事はすべてが難しいわけではありません。目標やノルマを持たない仕事もあります。就職の目的を、「まずは正社員として働くこと」とし、簡単な職種からスタートしてみるのもいいでしょう。

「正社員だから」といってハードルを高く持つ必要はありません。下記記事では正社員としての業務に不安な方向けに、第一歩としておすすめの職種を紹介しています。参考にしてみてください。

面接時に社員の価値観に一貫性があるかを確認しよう

人間なので、どの企業に就職をしても「合う」「合わない」問題はほぼ100％発生します。これはどんなホワイト企業に就職してもそうです。

その代わり、入社をする前に「所属している社員の価値観に一貫性があるかどうか」を確認しましょう。性格が合わなくても、仕事に対する価値観が同じであれば基本的に人間関係の問題は起きません。

なぜなら、職場の人とは仕事以外での関わりは基本的にないからです。しかし、仕事に対する価値観が合わなければお互いのことを理解できず、人間関係の悪化要因となります。

「仲良し」が人間関係の解決方法ではなく、「同じ価値観で仕事ができるかどうか」が一番の解決方法です。選考の中で、「可能であれば社員の方と少しだけお話したい」と伝えましょう。

「絶対にやりたくないこと」以外で考えよう

はっきり言って、何の仕事だったら続くかなんてやってみないとわかりません。社会にでると、理想と現実のギャップはどの企業に入っても誰しも必ず少しは起きます。そのため、「自分に向いている、続けられそうな仕事」を軸に探すのは危険です。

しかし過去の経験や感覚的に「これだけは絶対やりたくない」というものがあれば、それは絶対に避けるべきです。私の経験上、「絶対やりたくないけど給料良いから」などという理由で転職をした人は、ほとんど早期離職になります。

逆に言うと、「絶対にやりたくないこと」以外の仕事は、好きじゃなかったとしても意外と続けられることが多いです。つまり、この「絶対にやりたくないこと以外の職種」を全ての選択肢として考え、そこから優先順位をつけて選ぶ、というのが一番失敗しない方法です。

失敗してもなんの影響もないと考えよう

そもそも企業側も正社員経験がない人を採用している以上、すぐに戦力になるとは考えていません。基本的に採用は未来への投資なので、徐々に結果を出せばいいだけです。最近の企業は研修制度なども充実しているところも多いので、自分のペースで成長していきましょう。

次に大きなミスによる責任ですが、一切考えなくて大丈夫です。一人の新人社員がもたらす失敗なんて、企業からすると大したことはありません。あるとすれば取引先からクレームくらいですが、そのくらい企業側も想定内です。

また、企業側も正社員経験がない新人に対して、責任重大な業務は任せません。どんどん失敗して、徐々に成長して評価をもらう、くらいの感覚で大丈夫です。

選考は基本落ちるものと考えよう

内定がもらえるかが不安という方は、「選考は9割落ちるもの」と考えましょう。例えば私のキャリアアドバイザーからの経験で言うと、書類選考通過率は3割、そこからの内定率も3割ほどです。

世間一般でみてもおそらくそんなものです。10社選考して1社受かるか、くらいのため、そもそも落ちる方が多いものと考えておきましょう。

この感覚で選考を進めれば、モチベーションを下げず就職・転職活動にも取り組めるでしょう。

でも失敗はしたくない！安心して正社員になる方法とは？

とはいっても初めての正社員で失敗はしたくない…と不安が拭いきれない方も多いでしょう。実際就職してみたらブラックだった…という事態は避けたいものです。

安心して正社員の仕事を見つける一番良い方法は、「専門のプロに相談してみる」ということです。

風邪をひいたら医者にみてもらうように、専門家の意見を聞くことが一番安心かつ安全に意思決定ができます。

就職・転職意思が決まっていなくても、楽な仕事を見つけるために無料相談ができるおすすめの転職エージェントサービスを3つ紹介します。

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まとめ：まずは軽い気持ちで始めてみることも大事

まとめると、こんな感じです。

少し語弊があるかもしれませんが、正社員になることに対してあれこれ考えすぎなくて大丈夫です。軽い気持ちでまずは始めてみてください。

やってみて、どうしても正社員が合わなければ、別の道を探せば良いだけです。正社員になることだけが正解ではありません。やらずに考えるより、やってみて考えましょう！