近年注目を集めているベンチャー企業。最近は新卒の就職先としても人気を集めています。
そんなベンチャー企業ですが、ネット上では「気持ち悪い」「頭おかしい」とあまり良くない印象や評判もあるのも事実です。
なぜそのような声が上がっているのか、ネット上での反応と、新卒でベンチャー企業に就職し、現在も転職しベンチャー企業へ勤める私の体験談を含め解説していきます!
著者名:こつろー。28歳。
- 新卒にて設立6年目の人材系ベンチャー企業へ就職。約4年間の在籍でキャリアアドバイザー、法人営業、事業責任者としてメンバー15人のマネジメントなどに従事
- ベンチャー企業のみに絞って就活
- 2024年1月に設立1年目の人材系ベンチャー企業へ転職し現在に至る
- ベンチャー企業しか知らない
なお、ベンチャー企業に関する記事は体験談を元に下記でも紹介してますのでご興味ある方は是非!
ベンチャー企業が気持ち悪いと言われる理由5選
ベンチャー企業が「気持ち悪い」「頭おかしい」と言われる理由をネットの反応と個人の体験談を元に5つ紹介していきます。個人の見解も含まれているので、あくまで参考までに!
1.意識高い系が多すぎる
一つは意識高い系が多すぎることが挙げられます。「意識高い系」というのは抽象度が高い言葉です。世の中の人たちがマイナスイメージを持つ「意識高い系」をネットの声と私の経験を元にまとめました。
意識高い系の人の特徴
・自己肯定感が強すぎる
・承認欲求が強すぎる
・基本的に自分が正しいというスタンス
・会話でマウントを取りたがる
・自分の弱みを見せることがダサいと思っている
こんな人らとは仕事したくないわな。
仮に上記が意識高い系のイメージだとすると、そんな人が集まるベンチャー企業=気持ち悪いとなるのも納得ですね。ここについては個人の体験談としては、「半分正解で半分不正解」という見解です。
正直なところ、ベンチャー企業はこの定義した意識高い系の人が集まりやすいのは事実です。そのため、社員の中には存在します。しかし、そういう人は総じて結果を残せず早期でリタイアしていく傾向があります。
基本的に結果を残して成長していく人は、変なプライドがなく、謙虚で誠実に仕事に向き合える人がほとんどです。そういう人もベンチャー企業には必ず存在します。そのため、ベンチャー企業=意識高い系が多いというのは「半分正解で半分不正解」というのが私の見解です。
プライド高い人で仕事できる人まじでみたことない
✓意識高い系はいるが、プライドが高く結果が出せず大体辞める
2.TikTokが痛すぎる
近年は企業の採用手法の一つとして、SNSが活用されています。TwitterやInstagramで情報配信をし、応募を集めるというやり方です。
中でも、TikTokを使った「踊ってみた」などが流行しており、特にベンチャー企業など認知度の低い企業がブランディングとして配信をしています。しかしそのベンチャー企業が行う配信が「痛い」「気持ち悪い」などというコメントも散見されています。
登録者53万人(2024年8月時点)のYouTuberのれてんジャダムさんも「ベンチャー企業の痛すぎるTikTok」という題名で動画を出しており、反響を呼んでいます。
れてんジャダムさんは動画の中で「意識高い系のアットホーム感がきしょい」などと公開されているTikTokを取り上げながらコメントしており、本動画は2024年8月時点で270万再生、3,000件以上のコメントが寄せられており、それだけ共感されている方も多いということですね。
✓あくまで一部のベンチャー企業が行っていることに過ぎないので、全てのベンチャー企業がこういうイメージと決めつけるのはやめましょう
3.社長がイキりすぎ
ベンチャー企業は社長が命と言っても過言ではありません。業績がまだ安定しておらず、事業拡大をしてくためには社長の意思決定が大きな影響を与えるためです。
そのため、選考中も社長が面接する機会も多いですし、ブランディングとして社長自らがSNSで発信しているケースも少なくありません。ベンチャー企業の社長の特徴として、
・まだ20~30代でギラついている人が多い
・基本的に松岡修造くらい熱い想いを持っている
・上から目線で圧迫面接をしてくる人もいる
大体この辺が挙げられるので、特にベンチャー企業に興味のない人は「イキってて生理的に受け付けない」という人もいるのではないでしょうか。実際に私も大手で働いている友人からこんなことを言われました。
最近広告で出てくる○○って会社の社長イキりすぎじゃね?ベンチャーの社長ってみんなあんな感じなの?(笑)
偏見すぎワロタ
こちらも前述同様、ベンチャー企業全てがそうという訳ではないのでご注意ください。実際に私の前職の社長はメディアには一切でず、ギラつきもあまりないタイプの人でした
4.宗教感がある
良く言われているのが「宗教感があって気持ち悪い」ということですね。私の前職はあまり感じませんでしたが、ベンチャー企業は少人数で同じ意思をもった人が集まりやすいため仲良くなりがちです。そのため、それが周りから見ると宗教っぽく見える、ということかと思います。
しかし企業というのは企業理念があり、それに基づいて社員が機能する、という構図です。これは大手であってもベンチャーであっても変わりません。ベンチャー企業は人数が少ないため、それがより見える化されているだけです。そのため、宗教っぽいと言われてしまうのではないかと思います。
個人的にはこれについてはあまり賛成できんな…
5.売り上げ欲しさに営業感満載
よくベンチャー企業は「ゴリゴリの営業」というイメージを持たれますが、これは私が新卒で入社したときの周りの先輩社員の営業方法でも感じました。本来、営業職はいかに「この人からなら買いたい」と思っていただけるかが大事です。
しかし、とにかく売り上げ欲しさに押し売り営業をし、営業感満載の営業スタイルをしている社員が多く、ちょっと引きました。そのため、このイメージはあながち間違っていないかもしれません。ただし、そんな営業感満載の人からモノを買う人も少ないので、結果を出せていたかと言われると微妙です。
私も営業スタイルを「関係性構築から相手のニーズを引き出すこと」に徹底した時は成果は右肩あがりでした。そのため、特に未経験層を良く採用しているベンチャー企業は、この風習は強い可能性は高いと思います。
これはワイが事業責任者の時に、営業を受ける側になった時は余計に感じたな。ベンチャー企業からの営業はロジックもなく「とにかく買ってくれ」感満載やったわ。ただ中には優秀な人もおるから、ベンチャー企業の全部が全部そういう人しかおらん訳じゃないで
自分に合ったベンチャー企業を見つけよう
ここまで「ベンチャー企業は気持ち悪い、頭おかしい」と言われる理由について解説しました。しかし、ベンチャー企業には良い要素もたくさんありますし、実際に私も新卒でベンチャー企業に入って良かったと思っています。
ベンチャー企業=悪いイメージと一括りにするのではなく、まずは面接で実際に自分の目で確認し、自分自信にあったベンチャー企業を見つけましょう!
大阪府出身、東京都在住28歳。人材業界歴5年。新卒で創業6年目のベンチャー企業に入社し、約4年間で20代の方を中心に累計2,000人以上の転職をサポート、法人営業部では年間売り上げ全社100人中1位、事業責任者にて部下15名のマネジメント。その後、創業1年目のベンチャー企業に転職。ベンチャー企業の情報を中心に発信し、「ベンチャー企業希望者はこのサイトだけ見ておけばOK!」というサイト作りを目指しています。そして猫好き。